平成12年度 講 義 概 要
英語コミュニケーションTB(作文)、UB(作文)
学 年: 1年
学科・専攻: 英文学科
前期 英語コミュニケーションTB(作文) 福嶋 秩子
後期 英語コミュニケーションUB(作文) 福嶋 秩子
必修 演習 1単位
授業目標 文単位の英作文力を基礎にして、まとまった内容をもつある程度の長さの英文を書く力を養成する。翻訳ではなく、自ら伝えたいことを英文であらわす練習を行う。あわせて、英語ライティングの約束事や英英辞典の使い方を学ぶ。
授業内容
| (1)Self-Introduction | (6)Telling a Story |
|
(2)Personal Profile | (7)Tourist Guide |
(3)Informal Letter | (8)Movie Review |
(4)Formal Letter | (9)Project Writing |
(5)Describing a Place | |
テキスト David Olsher, Words in Motion: An Interactive Approach to Writing. Oxford University Press.
評価方法 ほぼ毎週課される作文課題の総合点 50点
期末作文プロジェクト 50点
授業への出席、積極的な取り組みは単位取得の前提条件である。
その他 英英辞典を毎時間持参すること。
平成12年度 講 義 概 要
英米文化演習
学 年: 2年
学科・専攻: 英文学科
通年 英米文化演習 福嶋 秩子
選択 演習 2単位
授業目標 この演習では、英米の生活・文化に関わるエッセイを読む。具体的な例により、英米の生活・文化への認識を深めるとともに、日本の生活・文化を内省するきっかけとしたい。英文のエッセンスを読みとる力の養成とともに、読みとった内容を英語でまとめなおし、自分の意見もあわせて表明する練習なども行いたい。なお、副教材として英語のテープ教材を併用する。
授業内容 前期は、英文の読みとり練習とそれを英文でまとめる練習を中心に行う。後期は、テキストに関連することがらについて調査し、テキストの読み取りとともに発表してもらうことをあわせ行う。期末には、日本と英米の文化比較の視点から英文レポート(A4で3枚程度)を作成してもらう。
テキスト 開講時に指示する。
評価方法 成績評価は、出席日数、授業中のとりくみ、課題、定期試験やレポートなどを総合的に判断して行う。
そ の 他 英英辞典を毎時間持参すること。
平成12年度 講 義 概 要
LL演習A
学 年: 2年
学科・専攻: 英文学科 専門科目
通年 LL演習A 福嶋 秩子
選択 演習 2単位
授業目標 この授業の目的は、テープ教材やビデオ教材を使って、様々な場面における英語を聞き理解する能力を向上させることである。また、テープやビデオで聞き取った内容を英語で表現する練習やペアやグループによる会話練習も行うので、積極的な参加を期待する。
授業内容 毎時間次のような内容で行う。
| Pre-Listening (Speaking, Reading) |
|
Listening |
Reproduction(Speaking, Writing) |
テキスト 開講時に指示する。
評価方法 出席状況、授業中のとりくみ、提出課題、定期試験などを総合的に判断して評価する。
そ の 他 英英辞典を毎時間持参すること。
平成12年度 講 義 概 要
日本語概論
学 年: 2年
学科・専攻: 英文学科、国際教養学科 専門科目
後期 日 本 語 概 論 福嶋 秩子
選択 講義 2単位
授業目標 外国人に「日本語」の音や用法、ことばの意味などについて聞かれたとき、わかってもらえるよう客観的に説明することはなかなか難しい。私たちにとっての日本語は母語として習得されたもので、学習したものではないからである。また、日本語は特殊な言語であるとの考え方があるが、これは妥当だろうか。この講義では、日本語について言語学の立場から説明を試みる。
授業内容
| (1)世界の中の日本語 日本語の特徴 |
|
(2)外国語としての日本語 日本語の音韻・文法・語彙 |
(3)生活語としての日本語 日本語の方言、日本語の変化 |
テキスト 開講時に指示する。
評価方法 出席日数、小課題、期末試験により総合的に判断する。
平成12年度 講 義 概 要
海外英語研修/海外英語研修A
学 年: 全期
学科・専攻: 英文学科 専門科目
2年 海 外 英 語 研 修 福嶋 秩子・Frank Daulton
選択 実習 2単位
1年 海 外 英 語 研 修 A 福嶋 秩子・Frank Daulton
選択 実習 4単位
授業目標 海外英語研修は、英語を日常的に使用する国での勉学・生活・人々との交流を通して、英語の活用能力を高めるとともに、異文化を体験し、その理解をいっそう高めることを目的とする。履修者は、長期休業期間に英語を母語とする国の大学・短期大学などにおいて外国人を対象に実施する集中英語コースに出席しなければならない。
授業内容 原則的には個人で行ってくる研修であるが、学生の希望を受け、アメリカの大学での語学研修プログラムなどを紹介、一定の人数以上であれば、教員が同行する。おまかせの研修でなく、自立して行動できるよう、事前指導を行う。学生たちは学生寮に滞在し、各国の留学生とともに研修を受け、英語のブラッシュアップを行う。
評価方法 事前指導への出席、集中英語コースの修了、研修後の英文レポートなど課題の提出と面接を基本的要件とし、集中英語プログラムでの成績を参考に評価する。
そ の 他 渡航手続きや研修参加費用、旅行・滞在費用は履修者本人の負担とする。詳細は4月当初に行われる説明会で説明する。
平成12年度 講 義 概 要
新潟県の社会と文化
学 年: 英文 1・2年 他科専攻 1年
学科・専攻: 国際教養 専門科目 他科専攻 教養科目
前期 新 潟 県 の 社 会 と 文 化 福嶋 秩子・板垣 俊一他
選択 講義 2単位
授業目標 新潟県で生まれ育った人はもちろん、県外から来て今新潟県で生活している人も、新潟県について意外に知らないことが多い。歴史をふりかえり、社会と文化のありようについて考察することは、新潟県のこれからについて考えていくにあたり重要なことである。この講義では、複数の講師により、新潟県の過去、現在、未来について、社会と文化に関わる複数の視点から概観する。
授業内容 次のような講義を予定している。
| 新潟県序説 序説及び県勢の概要 | 篠田昭 |
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佐渡島概説 | 本間恂一 |
新潟県の歴史 | |
新潟県の方言 | 福嶋秩子 |
新潟県の芸能 | 板垣俊一 |
雪国の生活と文化 | 高橋実 |
新潟県の地域社会づくり | 山田一介 |
新・「にいがた」学のすすめ | 若月章 |
テキスト 使用しない。適宜参考文献などを指示する。
評価基準 出欠、毎回提出する受講記録と期末レポートで、総合的に評価する。
平成12年度 講 義 概 要
言語学
学 年: 1年、国教養学科 2年
学科・専攻: 全科 教養科目
後期 言 語 学 福嶋 秩子
選択 講義 2単位
授業目標 ことばというものは、私たちにとってあまりに身近なものであるがゆえに、あまり意識して考えたりしたことのない人が大部分であろう。言語学は、そんな人間の言葉を研究する学問である。母語である日本語について、また外国語として学んでいる諸言語について、私たちは何を知っているのだろうか。この講義では、様々な言語研究の方法を概観しながら、言語とは何か、言語はどう機能するかについて考えていきたい。
授業内容
| (1)言語学は何の役に立つか | (5)言語の構造 |
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(2)人間の言語と動物のことば | (6)言語の習得 |
(3)言語の特徴 | (7)言語の変化 |
(4)世界の言語 | (8)言語と社会 |
テキスト 開講時に指示する。
評価方法 出席日数、小課題、期末レポートにより総合的に評価する。
平成12年度 講 義 概 要
英語科教育法
学 年: 1年
学科・専攻: 英文学科 教職科目
後期 英 語 科 教 育 法 福嶋 秩子
教職必修 講義 2単位
授業目標 英語教育における理論的背景や教授法の変遷について学び、さらに中学校における英語教育の実践にあたって必要なことがらについて学んでいく。できるだけ具体的な指導方法を考え、実践してみる機会をつくるようにしたい。
授業内容
| (1)英語教育の歴史と目的論 |
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(2)英語教育の諸条件 (教育環境、教材、教師、学習者) |
(3)様々な英語教授法 |
(4)英語授業の展開 |
(5)英語授業の計画 |
(6)英語指導案の作成 |
(7)これからの英語教育 |
テキスト 「英語科教育法」のテキストの他に、新潟市内の公立中学校で使用する英語教科書を購入してもらう。
評価方法 出席日数、様々な課題などを総合的に判断して評価する。
平成12年度 講 義 概 要
中学校教育実習
学 年: 全期 (2年 旧課程)
学科・専攻: 生活科学専攻・英文学科 教職科目
中 学 校 教 育 実 習 福嶋 秩子・大桃 伸一他
(生活科学専攻は 本間 善夫・大桃 伸一他)
教職必修 実習 3単位
授業目標 教育実習は、大学で学んだ教育についての知識や技能を現場で深めていく実践の場であり、さらにそこで得たものを大学に持ち帰り、より高次の知識や技能を得るための重要なステップとなるものである。事前指導、協力校実習、事後指導からなる。
授業内容
(事前指導)1年の終わりから2年の5月にかけて実施する。現場の先生方のご協力も得て、授業観察や特別講義を実施し、実習に行く前にできるだけ現場に触れる機会を設けている。内容は、教育実習についてのオリエンテーション、模擬授業、中学校の校長先生による特別講義(学校運営、生徒指導)、中学校授業観察、中学校の各科担当の先生による特別講義(教科指導)である。
(協力校実習)2年の6月に2週間にわたって新潟市内の公立中学校で行う。
(事後指導)実習報告反省会、レポート指導などを行う。
その他 教育実習を受けることができるのは、実習の申し込みをし、1年前期から始まる教職科目を履修済みの者だけである。入学直後に申し込みを行い、6月の教育実習反省会に出席し先輩の報告を聞いた上で、1年7月に申し込みの最終確認を行うこと。また、教職免許取得希望者には7日間の介護等体験が義務づけられている。その事前指導なども1年から始まる。申し込み締め切りについては、各学科専攻の教育実習担当者に確認し、漏れのないようにすること。