米中対立及びロシア・ウクライナ戦争下の北東アジアのサプライチェーン

主査 中島 朋義 教授
共同研究者 金 奉吉(富山大学研究推進機構サステナビリティ国際研究センター客員教授)、久野 新(亜細亜大学国際関係学部教授)、熊谷 聡(日本貿易振興機構アジア経済研究所開発研究センター経済地理研究グループ長)、黒岩 郁雄(新潟県立大学国際経済学部教授)、後閑 利隆(日本貿易振興機構アジア経済研究所開発研究センター経済地理研究グループ研究員)、畠山 京子(新潟県立大学国際地域学部教授)
研究期間 2023年度-2025年度

研究概要

2010年代以降、米中の経済力の差は縮小し、両国の安全保障、経済の両面での対立は厳しさを増してきた。その状況下で起こった2022年のロシアのウクライナ侵攻によって、さらに西側諸国と中国、ロシア両国との間でも、安全保障、経済の両面で、深刻な分断状況が生じている。こうした世界情勢は北東アジアの安全保障環境にも深刻な影響を与えている。また我が国においては、このような情勢に対応するために、経済安全保障分野での新たな政策、制度の導入が進められている。

本研究では、こうした状況を所与として、北東アジアのサプライチェーンを取り巻く環境の変化と、それによるサプライチェーンの構造変化を分析し、必要な政策提言を行う基盤を作ることを目指す。

国際研究集会

2023年6月19日 米中対立の中のアジア経済と企業サプライチェーン