令和3年度新潟県立大学公開講座「コロナ時代における”社会的処方”の可能性と地域への応用」

行事 開催日:2021年12月3日(金)

令和3年度公開講座「コロナ時代における”社会的処方”の可能性と地域への応用」

 自然災害の頻発、新型コロナウイルスの蔓延、医療サービスの崩壊など、私たちの生活状況を一変させる出来事が多発し、絆の強さが求められる現代社会ではむしろ「分断」が加速化しております。行動制限による経済の低迷、人との接触の回避などがもたらす「社会的孤立」は、孤立死、犯罪、消費トラブルなどの顕在化された問題に留まらず、生きがいや尊厳といった人間の内面にも深刻な影響をもたらします。
 一方のイギリスでは、社会的孤立が及ぼす経済的損失の対策として、「社会的処方」というリンクワーカーによる地域医療を構築することで、年間の医療コストを570万ポンドから450万ポンドにまで減少(約1.6億円の削減)させました。本学が主催する公開講座では、「社会的処方」を国内で実践する西智弘先生をお招きし、川崎市でご活躍されている「暮らしの保健室」での多様な取り組みをご紹介いただき、「病気になっても安心して暮らせるまち」に向けた社会的処方の可能性について学び、新潟の将来に求められる社会の仕組みについて考えます。

内容

  1. 基調講演:西 智弘(川崎市立井田病院化学療法センター医長、(一社)プラスケア代表理事)
    「社会的処方の意義と実践-川崎市の「暮らしの保健室」から見えてきたもの-」
  2. プレゼンテーション:鈴木 翼(つばさ産業医オフィス代表、(公財)新潟県保健衛生センター嘱託医師)
    「コロナ禍における新潟の現状・ストレスとの関わり方」
  3. プレゼンテーション:関谷 浩史(新潟県立大学国際地域学部准教授)
    「西海岸公園を対象とした健康を向上させる公園利用の可能性」
  4. パネルディスカッション:コーディネーター 関谷 浩史(新潟県立大学国際地域学部准教授)
    「新潟で実践すべき社会的処方の可能性」

開催日時、開催方法

開催日時:令和3年12月3日(金) 18時15分~20時30分
開催方法:オンライン開催(Zoomウェビナー)
参加費:無料

スケジュール

18:15 開会挨拶
18:20-19:10 西氏基調講演
19:10-19:30 鈴木氏プレゼンテーション
19:30-19:50 関谷准教授プレゼンテーション
19:50-20:00 休憩
20:00-20:20 パネルディスカッション
20:20-20:30 質疑応答、閉会挨拶
20:30 閉会

参加申込

参加希望の方は、下記ウェブページよりお申込みください。(外部サイトのページが開きます)
申込締切:令和3年11月29日(月)
参加申込はこちら

※ご登録いただいたメールアドレスに、後日ZoomウェビナーのURLを招待メールにてお送りします。Zoomの利用方法については公式サイトなどをご参照ください。

※招待メールには以下のような情報を記載します。URLをクリックまたはミーティングIDとパスワードを使ってご参加ください。 
(例)
https://us01web.zoom.us/j/1234567890?pwd=aBcDeFgHiJkLmNoPqRsTuVwXyz0a1b2c3
 ミーティングID: 123 456 7890
 パスコード: AbCdE98765

※ 以下の画像をクリックすると開催案内が拡大表示されます。

   

※ PDFファイルはこちらからダウンロードできます。 

お問合せ先

新潟県立大学地域連携センター
TEL:025-368-8225  FAX:025-364-3610
E-mail:unpreco☆unii.ac.jp(※送信の際には☆マークを@に変更してください)