豪日交流基金による第2回目の有識者シンポジウム「今日の国際情勢について」を開催しました
講演会
開催日:2018年10月29日(月)
イベントレポート
10月29日、豪日交流基金による第2回目の有識者シンポジウム「今日の国際情勢について」を開催しました。
今回のシンポジウムでは、グリフィス大学のKai He教授、クイーンズランド大学のShahar Hameiri教授と在日オーストラリア大使館参事官・政務担当のMelanie Calvert氏をお招きし、アジア太平洋地域の安全保障情勢と東南アジアにおける中国の開発金融についてご講演いただきました。
講演の前に行われた若杉学長との意見交換では、豪日間の連携の重要性を再認識すると共に、今後より一層両国間の緊密な関係を築くことが期待されました。
講演では、Melanie Calvert氏による、アメリカをはじめ、オーストラリア、日本などのアジア太平洋地域の各国がどのように「インドパシフィック」を解釈するかについての分析、Kai He教授による、アジア太平洋地域におけるダイナミックなセキュリティガバナンスについての最新の研究の共有、Shahar Hameiri教授による、国家の変容が東南アジアにおける中国の開発金融をどう形作るのかについての、中国の一帯一路政策の実状を元にした考察がそれぞれ説明されました。
講演後に行われた討論会では、山本国際地域学研究科長が座長を務め、本学の教員のほかに、東北大学、新潟大学、そして国際基督教大学からの先生方もお招きし、講演のテーマに関する内容について活発な議論が行われ、交流をさらに深めることとなりました。