研究科長あいさつ

研究科長 陳 柏宇

伊藤 晋

科学技術の発展する一方で、持続可能な社会の実現が期待されている現在も、ナショナリズムの台頭、社会の分断の深刻化、地球温暖化、頻発する自然災害といった課題は依然として解決されていません。パンデミックやウクライナ情勢、中東をはじめとする国際紛争の影響により、人々の生活や安全が脅かされ、先進国・途上国を問わず、市民が災害や武力の脅威に晒されるという現実が世界中に広がっています

このような困難な状況において、「国際地域学」の意義は、ますます重要になっています。国際地域学研究科は、「国際」と「地域」の両視点から現代社会の複雑な課題に向き合い、学術的かつ実践的に貢献できる人材を育成します。本研究科では、国際政治、国際経済、国際開発、北東アジアの政治経済といった多様な分野をカバーするカリキュラムを提供しており、学生は自身の関心領域にとどまらず、他分野の視点からも多くの刺激を受けながら研究に取り組みます。

本研究科には、豊富な知見と経験を有する教員が揃っており、学際的な視点からの丁寧な指導を通じて、学生一人ひとりの研究活動を全力で支援しています。修士論文の執筆に加え、研究計画の策定や発表の場面においても、教員全体からの助言を受けることができます。英語による発信力の強化など、国際的に通用する研究能力の育成にも注力しており、英語のみで修士号を取得することも可能です。グローバルな視野と地域に根ざした実践的な知識を両立できる点は、本研究科の大きな魅力です。

2015年の設立以来、国内外の大学生、社会人、留学生を積極的に受け入れ、多くの修了生が自治体、教育機関、企業、国際機関などの現場で活躍しています。私たちは、学生一人ひとりが自らの問いを見出し、知のフロンティアに挑戦し続けることを最大限に支援します。皆さんのご入学を、心よりお待ちしております。