「なぜ、分かっていても、理想的な食事ができないのか?」

教員インタビュー 2020年12月25日

玉浦 有紀 助教(当時)

人間生活学部健康栄養学科
専門分野:行動科学、臨床栄養学
担当科目:臨床栄養学実習Ⅰ(食事療法)、臨床栄養学実習Ⅱ(栄養管理)、応用栄養学実習、食と健康、臨地実習Ⅱ(病院)

大学教員になったきっかけ

栄養学を学ぶうちに、食事をする「人」への関心が高まり、大学院では「なぜ、分かっていても、理想的な食事ができないのか?」など、食行動に関わる要因を「行動科学」の視点から夢中に学ぶ日々でした。その後、病院で管理栄養士として働き、病気をもっていても、その人や家族が納得して生活を送るための支援には、行動科学を活かした研究や、管理栄養士の仲間を増やすことが大切だと思い、大学に戻りました。

休日は何を

思い立ったら、即決で小旅行に出かけるという日もあれば、充電が必要なときには、お昼寝を繰り返す…など、ゆっくり過ごす日もあります。家で過ごす日は、掃除に時間をかけ、気持ちをリセットするのも大切な時間です。最近は新型コロナウイルス感染症の状況もあり、なかなか遠出ができないので、お気に入りの旅本を広げ、妄想旅行を楽しむこともあります(笑)。

授業で工夫している点

2019年度に、イギリスの大学教育を学べる機会があり、専門教育における実習の充実、特に、学生自身が十分な「振り返り(reflection)」を行うことや、学生と教員の「双方向(two way)」を大切にする姿勢は、専門職として働くモチベーションの向上に繋がるのを感じました。学生さんがこんな管理栄養士として働きたい、とイメージを膨らませることができる授業を、手探りしながら創っていきたいです。

My Favorite MUSIC

クリスマス/アヴェ・マリア

数年前から、この室内楽コンサートを聴いて1年を締めくくっています。疲れた日も、好きな本を読みながら聴
いていると、いつの間にか眠りに…