患者さんや他職種から、より信頼される存在になる為に

学生インタビュー 2023年12月13日

健康栄養学研究科 1年

大学院に興味を持ったきっかけ、大学院に入学してよかったと思うことは?

 普段は急性期病院で管理栄養士として勤務しています。臨床で生じる疑問や課題を適切に分析し研究する力を身につけたいと思ったことが進学のきっかけです。統計学や世界における栄養問題等、日常業務では触れる機会の無いテーマを、授業を通して学ぶことができ、とても刺激になっています。

どのような授業・研究に取り組んでいますか。

 高齢脳卒中入院患者を対象とし、低栄養の世界的診断基準である“GLIM基準”を用いた栄養評価の有用性、管理栄養士介入による効果等を研究テーマにしています。脳卒中の患者さんは、嚥下障害や意識障害等のために低栄養リスクが高い病態であり、早期に適切な栄養管理につなげるため、管理栄養士が担う役割を明らかにしていきます。

将来の夢や今後の目標を教えてください。

 他職種からみて管理栄養士はまだ“給食の人”というイメージが強いと感じます。きめ細やかな栄養ケアの実現には給食管理のみならず、臨床栄養の充実も必須です。困ったら相談する職種ではなく、病棟に当たり前のように管理栄養士がいて、栄養のことなら信頼して任せられる存在になることが目標です。