「(旅人+学者)÷2=?」─興味関心の赴くまま、気づけば記者に
齋藤 岳大さん
国際地域学部・国際地域学科・2021年3月卒業
株式会社 時事通信社 勤務
卒業研究テーマ:「沖縄から考える日本の安全保障政策─日本社会に内在する暴力に関する一考察」
卒業研究担当教員: 黒田 俊郎 教授
今の職業に興味を持ったきっかけや仕事のやりがい、現在の仕事内容は?
私はいま、時事通信社という報道機関で記者をしています。今年の4月に入社し、初めの半年は社会部の警視庁クラブで事件・事故を取材。11月からは政治部で、岸田首相を朝から晩まで追いかけ、「首相動静」をまとめるなどしています。
記者に興味を持った理由のひとつは「旅人っぽいな」と思ったからです。学生時代、長期休みの大半は海外を「旅」(≠旅行)していました。見聞きするすべてが新鮮で、「常識」が相対化される日々。自分の興味関心に身を委ね、自由を愛する旅人の生き様に憧れていました。気づけば大学を休学し、1年間海外を放浪しました。
旅を通じて世界の面白さに触れた一方、私たちが抱える問題も目にしました。数々の疑問を解消するべく、帰国後は学問の世界に身を委ね、卒業後は東京の大学院に進学し、学者を志しましたが挫折。そこで「旅人」と「学者」の両方を兼ね備えている(気がする)「記者」の道を選び、いまに至ります。
今はまっていること、今後チャレンジしたいこと
最近はまっていることは、一見さんお断りっぽい店構えのスナックやBARに突撃することです。直近で突撃したスナックは、某有名俳優や歌手が通うスナックだったようで、「一見さんはお断りなんだけど、ちょうど暇だから入っていいよ」と入店。芸能界の興味深い話をたくさん聞けました。あとは、山のような積み本を、喫煙可能な喫茶店などで消化することにもはまっています。
記者になってからは、遠出が難しくなりましたが、今年の夏は小笠原諸島(父島)に行きました。空路がないため、片道24時間の船旅でした。幸いにも船酔いはせず、本を片手に、心地よい海風に吹かれながら過ごしていました。戦跡ツアーに参加したり、スキューバダイビングをするなど、群島の歴史を学んだり、自然の豊かさに心を打たれていました。
今後チャレンジしたいことは、数年前から言っているダイエットです。今年もすでに師走を迎えていますが…。来年こそは頑張ります。
Daily Schedule
1日のスケジュール:日によって異なるので、とある一日の大まかなスケジュール
7:30
首相公邸に出勤
8:00
首相官邸で取材
8:45~16:30
国会で取材
16:35~19:10
官邸で取材
19:15~22:00
公邸
22:15~23:30
官邸で取材
23:45
退勤