介護食コンテストで本学学生が最優秀賞、優秀賞、特別賞を受賞しました
医療福祉分野の食品メーカー「ナリコマ」の介護食コンテスト「郷土料理の介護食メニューを提案しよう!」で、本学健康栄養学科4年生の渋澤里佳さんが「おやき(長野県)」で最優秀賞と特別賞、相田恵さんが「長いもきんとん(新潟県)」で優秀賞を受賞しました。
第1回ナリコマpresents介護食コンテスト 「郷土料理の介護食メニューを提案しよう!」
【介護食コンテストを通して】
授業での介護食の調理・試食をきっかけに、自分たちでも介護食を作ってみたいと思い、応募しました。
おやきと長いもきんとんは、舌でつぶせる程度のやわらかさの介護食になるように開発しました。
おやきでは、皮やあんはそのままでは舌で潰せないため、調理法自体を工夫しました。
特に、臨床栄養学や応用栄養学で学んだ知識を活かし、一度ミキサーにかけた食品を固められるように、専用の粉末を用いて固め、薄くても破れない皮を作りました。
最初は皮が厚すぎたり、固まらなかったり、失敗を繰り返しましたが、何度も試作して自分の思い描く理想の形にたどり着きました。
長いもきんとんでは、調理学で学んだ知識を応用し、長いもの粘りを取るため、切り方、塩揉み、茹で時間の延長の3点を工夫してさらっとした食感のきんとんになるようにしました。
白いきんとんを見た目でも楽しんでもらえるように、どのようにアレンジしたらよいかを何度も試し、最終的には三色団子の形や、大福の形に決定しました。
介護食コンテストを通して、噛む力や飲み込む力のレベルに合わせた介護食を作ることの難しさを感じました。しかし、様々な工夫によって、高齢者の方に見た目でも楽しんでいただけるような介護食を作ることができると実感しました。
今回の経験を活かして、今後も色々な人たちに喜んでもらえるような食事作りにつなげていきたいと思います。