大学院健康栄養学研究科(2023年4月開設)の設置が認可されました
本学は、2022年3月に文部科学大臣に大学院健康栄養学研究科の設置認可申請書を提出しておりましたが、 令和4年(2022年)8月31日付で正式に認可されました。
大学院健康栄養学研究科は令和5年(2023年)4月1日に開設します。
大学院健康栄養学研究科の入試情報は、 こちらをご覧ください。
大学院健康栄養学研究科の設置につきまして、若杉隆平学長よりご挨拶申し上げます。
食と健康に関する高度専門人材を養成する実践的大学院が新潟に
このほど新潟県立大学に「大学院健康栄養学研究科」を新設することが文部科学大臣によって認可され、令和5年4月1日、新潟の地に新しい大学院が誕生いたします。
健康立県を目標に掲げ、また、様々な食品産業が立地する新潟県において、食を通じた健康の維持・増進と食品産業の発展は地域社会の持続的な発展にとって不可欠であり、「食と栄養の管理」「地域の特徴を生かし、健康・栄養を増進する食品開発」「食と健康に関する制度・政策の推進」を担う高度専門人材の育成は、教育研究の重要な課題となっております。こうしたことから多くの関係者の御理解と御支援の下に、本学に食と健康の教育研究を担う新研究科を創設することとなりました。
健康栄養学研究科では、「健康栄養分野」「食品開発分野」「食と健康の制度・政策分野」の3分野を教育研究の柱とし、これらの分野をリードする実践力と専門力を備えた高度専門人材を育成し、地域社会、国際社会に優れた人材を輩出することを目標としています。
・食品産業、医療施設、福祉施設、学校、給食施設、自治体等の現場で、最新の科学的専門的知識・スキルをもとに食・栄養の管理の最先端を担う実践的専門家
・食品企業・研究所等の研究開発部門において、地域特性を活かした食品開発や健康・栄養を増進する食品開発にチャレンジする実践力と専門力を身に付けた実践的研究者
・地域行政機関、途上国や国際機関において、食と健康に関する制度・政策を推進する実践的専門行政職員
など、地域社会、国際社会で活躍頂ける人材の育成をめざします。
研究科では、11名の専任教員とともに、産業界・行政・研究の第一線をリードする多彩な方々11名からなる学外教授陣が加わり、専門的、実践的な教育を行います。さらに新研究科は、食と健康に関する産官学連携の中核となる研究組織として、地域の産業・行政・各種施設との積極的な連携を進め、開かれた大学院を目指しております。
研究科での履修においては、学部卒業生だけでなく、社会人経験者の方々も入学し、修学し、確実に学位取得が可能となるよう、きめ細かいカリキュラム・修学方式を取り入れております。
新潟の地に創設される専門的実践力を育成するユニークな大学院に多くの方々が集い、学ばれることを楽しみにしています。
令和4年9月5日
新潟県立大学理事長・学長
若杉隆平