【学生の皆さんへ】令和5年度の授業等実施方針について

お知らせ 2023年03月31日

令和5年3月31日

在学生・新入生の皆様

副学長(学務担当) 黒田俊郎

 新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大に見舞われたこの3年間、学生の皆さんには、感染拡大防止上必要な措置だったとはいえ、さまざまな制約下に置かれた授業等、大学運営について、多大なご協力をいただいたことに感謝申し上げます。
 すでにご承知のとおり、政府は、「新型コロナウイルス感染症の感染防止法上の位置づけの変更等に関する対応方針について」(2023年1月27日)により、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけを、本年5月8日より5類感染症に変更することを決定いたしました。またこの度、文部科学省より「令和5年4月1日以降の大学等におけるマスク着用の考え方の見直しと学修者本位の授業の実施等について」(2023年3月17日)が発出され、教育研究活動の実施に当たっては、マスクの着用を求めないことを基本とし、引き続き基本的な感染症対策を適切に講じる旨の方針が示されました。このことは、過去3年間にわたるコロナ禍の経験から得られた様々な知見等をもとに、新型コロナウイルス感染症への社会の対応がWithコロナからAfterコロナへと移行しつつあることを示唆しています。
 このような状況を踏まえ、本学では「新型コロナウイルス感染症防止対策に関する新潟県立大学の行動指針」を2023年4月1日付けで改定し、前期の授業実施について、下記のとおり変更を行うことといたします。
 なお下記の方針については、今後、政府・関係自治体の方針、本学の新型コロナウイルス感染症対策本部の決定等によって、再検討する場合があることについて留意してください。

 

授業形態等について

(1)基本的な感染対策(「三つの密」の回避、「人と人との距離の確保」、「手洗い等の手指衛生」、「換気」等)を講じた上、原則として対面授業を実施します。ただし、必要とされる一部の授業科目についてはオンライン授業を取り入れる場合がありますので、各科目の授業形態はシラバスを十分に確認してください。

(2)教室定員については、授業形式(講義・演習・実験・実習)に関わらず、原則として通常定員で実施します。ただし、必要とされる一部の授業科目については教室定員を制限して運用します。教室定員を制限する科目についてはシラバス、時間割を確認してください。

(3)オンライン授業の受講、ICTを活用した学習等を行うための環境(パソコン、ネットワーク環境等)を確保するようにしてください。

(4)本学の「入構基準」(2023年4月1日更新)を遵守し、発熱等の風邪の症状がある場合は登校を控えてください。感染等による自宅待機(濃厚接触者含む)、発熱や咳等の風邪症状のために対面授業に参加できない場合は、必ず事務局教務学生課及び科目担当教員にメール等で報告してください。新型コロナウイルス感染症にかかる出席停止等の取扱いについては、学内Web掲示板「manaba folio」を確認してください。なお、5月8日以降の対応については、今後示される政府等の方針を踏まえ、学内の対応について周知する予定です。

 

マスクの着用の取扱い等について

マスクには感染症の予防効果があることをご認識いただいた上で、2023 年4月1日以降の対面授業時におけるマスク着用の取扱い等については、以下のとおりとします。なお、対面授業時におけるマスクの着用について、不明な点がある場合は、科目担当教員、所属学部教員または事務局教務学生課、保健室等にお申し出ください。

◎学生及び教職員については、対面授業の実施に当たって、マスクの着用を求めないことを基本とする。ただし、感染防止の必要上、授業によっては担当教員がマスク着用を要請することがある。

◎基礎疾患があるなど様々な事情により、感染不安を抱き、マスクの着用を希望する場合や、健康上の理由によりマスクを着用できない場合もあることなどから、学生及び教職員に対してマスクの着脱を強いることのないようにする。

◎学生の間でもマスクの着用の有無による差別・偏見等がないよう適切に対応する。

◎新型コロナウイルス感染症に限らず、季節性インフルエンザ等も含め、感染症が流行している場合などに、教職員がマスクを着用する又は学生にマスクの着用を促す場合においても、マスクの着用を強いることのないようにする。

◎咳やくしゃみの際には、咳エチケットを行うことに留意する。

◎基本的な感染対策として、引き続き、「三つの密」の回避、「人と人との距離の確保」、「手洗い等の手指衛生」、「換気」等の実施など基本的な感染症対策を適切に講じる。

 

施設利用、課外活動について

(1)図書館等、修学上必要な学内施設は感染対策を講じた上で利用してください。ただし、感染防止の必要上、利用場所、利用人数等に一定の制限を設ける場合があります。本学の「施設利用基準」(2023年4月1日改定)については、学内Web掲示板「manaba folio」を確認してください。

(2)4月1日以降、座席の間引きと衝立(アクリル板等)は廃止しますが、学生食堂(ぱれっと)、学生ラウンジ(オリーブ・スクウェア等)の衝立は食事の際の感染リスクを考慮し、当面は継続することとします。

(3)5月8日以降のサークル等の課外活動については、本学の行動指針に合わせ、対面でも活動方針の届出を不要とします。ただし5月7日までの間に対面での活動を行う場合は、これまで同様、「課外活動における感染防止基準」(2023年4月1日改正)に沿って活動方針の届出を行ってください。詳細は学内Web掲示板「manaba folio」を確認してください。

 

 4月1日以降、マスク着用は原則個人の判断となります。学生の皆さんは、場面や状況に応じてマスクを着用する周囲への配慮を念頭に置き、厚生労働省が示すマスク着用の効果的な場面を参考に、自らが考え判断し、引き続き、感染防止対策に努めるよう、皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。