北東アジア研究所の三村光弘教授が北朝鮮経済の専門家としてNHKのインタビューを受け、『おはよう日本』(2023年7月23日放送)の「特集:北朝鮮外貨獲得意外な物品で」で放送されました

学生・教職員の活動 北東アジア研究所 2023年07月24日

北朝鮮は、長引く制裁や新型コロナウイルス感染症の影響で経済は低迷してきたが、中国との結びつきを深め経済の回復を図ろうとしている。核ミサイル開発で国連安保理から制裁が課され、石炭や海産物の輸出は禁じられているが、毛を使った製品(つけまつげ、かつら)は対象外。中国からは建築資材などを輸入している。

三村光弘教授は「北朝鮮は、外貨の獲得や失業者対策のため制裁対象外の毛を使った製品の輸出を増やしている。経済の立て直しのため中国との貿易を拡大し、中朝貿易がコロナ前を上回る可能性がある。米中の対立の中、中国が北朝鮮への制裁を今後も各国と足並みをそろえるか注視する必要があり、もし、中国が制裁のレベルを下げるようなことがあれば、国際的インパクトは大きくなる。」とコメントしました。

NHKプラス
おはよう日本(2023年7月23日)▼中国と北朝鮮の国境ルポ