本学学長が多数の海外メディアからインタビューを受けました
8月8日(月)に公開された天皇陛下のメッセージについて、猪口学長がBBCを含む多くの海外メディアからインタビューを受けました。
天皇陛下のメッセージについての感想、生前退位の可能性、法律・制度整備等についてコメントしました。以下でラジオ・フランス・インターナショナルのインタビューがお聞きになれます。
(https://soundcloud.com/radiofranceinternationale/japan-emperor-akihito-wanting-to-step-down)
(Interviewed by Zeenat Hansrod, Radio France Internationale)
<インタビュー和訳大意>
Q:天皇陛下が示唆することは何か。
A:天皇陛下は、天皇陛下から皇太子への移行特別措置を望んでおられるのではないかと思う。それは、皇室典範や憲法の改正は非常に難しく長い時間が必要とされ、それを避けるためである。移行が無事に終われば、移行特別措置の制度はなくす。
Q:法改正にはどれ位の期間が必要なのか
A:2−5年かかる。安倍首相は有識者会議を設けて一人ずつから意見を聞き、どのようなことができるのか考えるため非常に時間がかかる。
Q:天皇陛下は2−5年もの間、健康状態を保って公務が務められるのか。
A:わからない。皇太子殿下に公務を引き継ぎ、ご自身は「アドバイザー」としての役割を務めることとしたいとしているが、政府はそのアイディアはあまり好まない。天皇は「象徴」であり、国政に関する権限を持たない。この方法では政府の権限が弱まるかもしれないことを懸念している。