2023年度

2024/04/08

 北東アジア研究所の三村光弘教授がNHK・BS『国際報道2024』(2024年3月18日放送)に出演しました

番組の概要は以下の通りです。

 

「北朝鮮 初の報告書 人々の暮らしの実態は」
放送日: 2024年3月18日

 

 2月、韓国・統一省は、北朝鮮の経済・社会の状況に関する初めての調査報告をまとめた。調査からは、これまでの北朝鮮の社会主義体制のイメージが覆される内容が多く含まれる。普段知ることのない北朝鮮の市井の人たちの暮らし。いまどのような状況になっているのか、独自取材も含めて、立体的に伝える。(番組ウェブサイトより)
 三村光弘教授は、韓国・統一省が北朝鮮から韓国に入国した人々の調査を通じて公開した「北韓経済・社会実態認識報告書」のなかで「北朝鮮の人々の意識の変化」や「国よりも個人を大事にする姿勢」について問われ、配給制度が事実上機能しなくなったこの30年間で、北朝鮮の人々は自分の力で稼ぐようになり、古き良き社会主義の時代を知る世代と自分のために働く世代にギャップがあることを指摘しました。
 三村教授はまた、「暴動」とも言われる労働争議があったかもしれないとのニュースに接し、「労働争議にもかかわらず『弾圧』のような処分がなかった点に注目した」とし、「働いた分だけお金がもらえるという社会の合意が広がっていることが読み取れる」とコメントしました。
 個人の権利を主張する人々の意識の変化は、核・ミサイル開発を強化し、軍事を優先する北朝鮮の方針に影響を与えないのかという問いに対して、三村教授は「個人の意識が高まったからといって、米国との新たな関係が確立しない中軍事優先の姿勢は変わらない。対米抑止力を維持するために、ミサイル開発をすることには国民の間でも一定の理解がある。とはいっても、国民生活を向上させないと国民の政権への支持が得られなくなるという認識があるので、引き続き国民生活の向上と抑止力の強化を並行させていくことになるだろう」と答えました。

2023/12/21

北東アジア研究所の三村光弘教授がNHK・BS『国際報道2023』(2023年12月19日放送)に出演しました 

北朝鮮は、ミサイル発射など対米強硬姿勢を誇示している一方で、金正恩総書記は国内経済が厳しいことを認め、特に開発が遅れている農村の状況を改善することを表明している。中国と北朝鮮の国境付近では陸路での貿易が再開し、ロシアへの武器供与も始まった可能性があるとの見方がある。

三村光弘教授は「北朝鮮は制裁やコロナの影響で経済は厳しい状況にあるが、米国への抑止が重要であり、国がなくては経済もないという考えである。一方、国防は最優先だが、国民生活が良くならなければ国民がついてこないことを理解しており、経済を重視する政策を継続している。経済の落ち込みの大きな原因の一つは国連安保理決議に基づく国際的な経済制裁で、制裁解除には米国との関係改善が必要だが短期的には難しい。したがって、国内経済の活性化と中国・ロシアその他の発展途上国等との貿易投資関係を増やすことになる。現在、中国が貿易額全体の95%を占めているので1つの国に依存しすぎないことも重要な課題である。」とコメントしました。

 

NHKプラス(2023年12月27日 5:00まで)
国際報道2023(2023年12月19日)▼カメラが捉えた北朝鮮~中朝国境で何が~

2023/08/02

子ども学科教員の小池由佳教授が、7月25日18:00〜BSNニュースでの特集「“保育の質”向上のため 模索する保育士たち」でコメントされました

小池由佳教授は番組内で不適切な保育が生じる背景として、保育士のスキル向上に加えて、保育士の配置基準等の人員配置の課題もあることをコメントしました。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/bsn/625167?display=1

2023/07/24

北東アジア研究所の三村光弘教授が北朝鮮経済の専門家としてNHKのインタビューを受け、『おはよう日本』(2023年7月23日放送)の「特集:北朝鮮外貨獲得意外な物品で」で放送されました

北朝鮮は、長引く制裁や新型コロナウイルス感染症の影響で経済は低迷してきたが、中国との結びつきを深め経済の回復を図ろうとしている。核ミサイル開発で国連安保理から制裁が課され、石炭や海産物の輸出は禁じられているが、毛を使った製品(つけまつげ、かつら)は対象外。中国からは建築資材などを輸入している。

三村光弘教授は「北朝鮮は、外貨の獲得や失業者対策のため制裁対象外の毛を使った製品の輸出を増やしている。経済の立て直しのため中国との貿易を拡大し、中朝貿易がコロナ前を上回る可能性がある。米中の対立の中、中国が北朝鮮への制裁を今後も各国と足並みをそろえるか注視する必要があり、もし、中国が制裁のレベルを下げるようなことがあれば、国際的インパクトは大きくなる。」とコメントしました。

NHKプラス
おはよう日本(2023年7月23日)▼中国と北朝鮮の国境ルポ

2023/06/20 

北東アジア研究所の三村光弘教授がTBSのインタビューを受けニュースで放送されました

北東アジア研究所の三村光弘教授がモンゴル国ウランバートルで開催された北東アジアの安全保障に関する国際会議「ウランバートル対話」に出席し、会議の模様とインタビューがTBSニュースで放送されました。

TBSニュース
「北朝鮮“国境開放”準備か「検疫などで中ロと協議」 一方で北朝鮮外交官“脱北”続く…体制への懐疑が拡大か」

2023/05/31

国際地域学部の学生が「赤い靴を履いて~作家 有吉佐和子の問いかけ~」に出演します

国際地域学部の学生がNHK和歌山の番組「赤い靴を履いて〜作家 有吉佐和子の問いかけ〜」の取材を受け、その様子が2023年6月3日にEテレ・全国で放映されます。
ぜひご覧ください。

 

ETV特集「赤い靴を履いて~作家 有吉佐和子の問いかけ~」

放送日:2023年6月3日(土) 午後11時~(Eテレ・全国)

※再放送は6月8日(木) 午前0時~ Eテレ(7日深夜)

※テレビ局の都合で番組内容が変更になる可能性があります。 予めご承知置きください。

https://www.nhk.jp/p/etv21c/ts/M2ZWLQ6RQP/episode/te/R3X3G7V24G/