「会長挨拶」

新潟県生活文化研究会会長 飯野秋成


2020年度より、新潟県生活文化研究会会長を仰せつかっております、新潟工科大学の飯野秋成と申します。


新潟県生活文化研究会は、新潟県を中心とする地域の生活文化全般に関する学術的研究と知識の普及を通じ、会員相互の交流を図ることを目的として設立されました。
当初より、地域の衣・食・住文化に関する多彩な調査研究の成果を持ち寄る場、そして、会員間の活発な情報交換を行う場を提供すべく、活動を継続してきています。


当会は、年1回の研究発表会の実施、および研究会誌の発行を軸に据え、地域研究活動に関する情報を発信しています。
研究発表会では、新潟県立大学のにぎやかな学園祭に合わせて講演、研究発表加えてポスターセッションを行ってきたほか、コロナ禍の期間にはオンラインを活用しながら、幅広く密度の濃い議論を進めてきています。
最近は、県内大学の学生さんからの発表もコンスタントにいただくようになりました。
また、毎号の研究会誌には、新潟県立大学および新潟工科大学の先生方をはじめ、日々研究活動を進められている方々からの最新の研究成果の話題提供をいただいています。
最近は言葉や文学、音楽、地理・歴史、ビッグデータ分析など、多様なバックグラウンドの会員からの話題提供も増え、一般向け研究解説や会員の新刊本の紹介もあわせて、多くのホットな話題をお届けできるようになってきています。


2024年度には、当会の設立30周年を迎えます。
これまでの当会の発展にご尽力された関係各位に、あらためて感謝申し上げます。
当会会長としての重責を感じながらも、将来の永続的な発展のために、微力ながら貢献できればと思っています。
今後も、会員の皆様からの変わらぬご理解とご協力を引き続き賜りますよう、お願い申し上げる次第です。