研究内容

研究テーマ

AI(人口知能)の能力はどこまで進化するか

シンギュラリティ(Singularity):技術的特異点、2045年問題 人工知能(Artificial Intelligence)が人間の知能を超えて増幅可能となったときに起こるとされている出来事。2045年問題とも呼ばれている。ディープラーニングの成果が注目を集めるようになることで、技術的には全世界で大きな関心を集めている話題 (レイ・カーツワイル(Ray Kurzweil)が提唱)
一方で、「現状のAIは、ただの計算でしかない」、実は真の「AIはまだどこにも存在していない」、基本的にコンピューターがしているのは計算、四則演算でしかない。
(新井 紀子「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」(東洋経済新報社、2018)

「人間の知能とは予測能力である」Jeff Hawkins, ”On Intelligence”, Times Books, 2004.

など様々立場から意見、異論があるが、自動翻訳、画像認識、画像診断などとして便利な機能として使われている。

知能とは

知能は知の構造(データ、情報、知識、知恵)全体を司る能力である。

    
図→ 知の構造と知能

データサイエンスが目指すもの

物理シミュレーションは、物理現象を表す理論式がモデルとなり、様々な予測のためのシミュレーションが実行できる。AIの機能として予測・判断・判定は、何らかのデータに基づく機械学習が使われる。この時にAIが対象とする事象のモデル化がなければならない。モデル化は、抽象化、数値化であるが、その上で機械学習をすることになる。AIが対象とする事象は、人類が蓄積してきた物理現象ような理論・モデルがない。モデル化の研究が進まないと、機械学習も行き詰る恐れがある。

 
図→ モデル化の必要性